突然ですが、コートって何年ぐらい着れると思いますか?
お気に入りのコートは、できるだけ長く、キレイに着たいですよね。
めちゃくちゃ個人的な話なのですが、私のお気に入りのPLSTのコートがかなりくたびれてきまして… この「くたびれ感」。
残念ですが、他人は自分より早く気づきます。
「くたびれ感」を感じさせては、せっかくのあなたの印象が台無しです。台無しどころか、下げる結果になることもあります。
特に50代からの女性は、若い人に比べて印象を大きく左右してしまいがちなので、こまめなチェックをしたいもの。
今年はコートを買い換えようと思い、アパレルショップ店員時代に学んだことをまとめようと思いました。
どれくらい保つかは品質、着る頻度、手入れにより異なりますので、目安として参考になれば幸いです。
ウールコートは5年
ウールとは、主に羊から取れる毛のこと。私たちにとってすごく身近な素材ですよね。
着用頻度によって生地の劣化は違いますが、ウールのコートは5年が目安。
ただし、こまめなブラッシング、湿気を防ぐなどして丁寧に扱えば、ウールコートの寿命は長くなりますよ。
お手入れ方法はのち程お伝えしますね。
私は、キャメル色のウールコートを愛用していたのですが、インポートのもので重くて最近着てないな~
そんなことはさておき、ウールコートを着るうえで良い所と弱点をまとめてみました。
- 保温性が高く暖かい
- 見た目が暖かそう
- 季節感を感じられる
- 繊維に弾力があるので型崩れしにくい
- シワができても伸ばしやすいので扱いが楽ちん
- 天然素材なので虫食いが発生しやすい
- 毛玉ができやすい
- 静電気がおこる
- 重い
ユニクロのホームページにウールコートのお手入れ方法が載っていたので参考にしてみてくださいね。
こういったお手入れで「持ち」は格段に変わってきます。
ダウンコートは3~4年

私も持っているですが、ユニクロ等のダウン製品類は3年程度が寿命とされています。
高級なダウンコートも4年~5年もてば十分。理由はダウンコートで使われる素材です。
多くの場合、使われているのはナイロンやポリエステルといった化学繊維なのですが、これに寿命があるからです。
ダウンコートで使われる生地は、ナイロン・ポリエステルが多いですが、生地によっても寿命が変わってきます。
- ナイロンの寿命は5年前後
- 摩擦に強い
- 吸水性が高く熱に弱い
- 雨の日の着用や湿気を避けたほうが長持ちする
- 日の当たらない場所に保管する
- 防虫カバーの中に入れておくと黄色く変色する恐れがある
- 素材の寿命は3年ほど
- 湿気に強く撥水効果あり
- 雨の日のアウターに最適
- 摩擦に弱く毛玉ができやすい
- バッグと擦れやすい部分や脇などは注意
- 直射日光に当てないように保管する
- 防虫カバーに入れても変色は基本的にしない
中に羽や綿が入っているものは、ボリュームがなくなった、もしくは形が崩れてしまったら買い替え時です。
アウトドア用などは、頑丈さを重視したつくりになっているのでもう少し長持ちすることもあります。
個人的にはよほどのお気に入りでない限り、4年目くらいで買い替えるのがいいのかなと思います。
お手頃なものを数年で買い替えていくのがダウンの場合は賢いかもですね。
ダウンジャケットのお手入れ方法はこちら⇒ダウンジャケットのキレイを保つ、本格お手入れ方法
ボンディング加工のコートは3年
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ボンディングとは、軽い薄い生地でも風を遮断して保温性を上げたりするために、表生地の裏側に生地を貼り付けてある加工のこと。
糸で縫わずに、手芸用ボンドで貼り付けた状態なので耐用年数は2~3年程度と短めです。
見えない部分に加工が使われているため、見た目では気が付かないことが多いです。
ぱっと見た感じで大丈夫そうでも、念のため品質表示を確認しておくと良いでしょう。
参考:【アラフィフ主婦おすすめ】冬のレディースコート・アウターは何着持つべき?
トレンドのデザインコートは1~2年
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トレンドのデザインコートは1~2年が目安です。
定番に飽きて、新鮮さを出したい時に取り入れたいもの。
「気に入っているから次に流行るまで取っておく」
という方もいますが、同じような型が流行しても、次の時は次の時で微妙にシルエットや素材が異なっていて古臭く感じるので、潔く買い替えることをオススメします。
アラフィフになってトレンドを追いかけることも少なくなりましたが、個人的には、トレンドのデザインコートは、レンタルするのもありかな~と思います。
コートを「手放す」時の3つのポイント
「まだ着ようと思えば着られるし。高かったし….」
そう思って取っておいてあるコート、手放せないコート、たくさんあると思います。
「手放す」タイミングをどこで見分けるのでしょうか?
1つ目の目安は「色落ち」「日焼け」です。
明るい色は汚れをしっかり落としておかないと色味がくすんでしまい、素材としては使える状態でも見栄えが悪くなってしまうんです。
「何だかくすんで見えるな~」というコートがクローゼットに眠っていませんか?
2つ目はほつれ、毛玉や穴あきなどを見つけた時も、買い替えのタイミングです。
あと、3つ目は「くたびれた感」を感じた時です。
着用した自分を鏡に映した時に、生地本来のパリっと感やふんわり感がなくなっていたり、襟の感じが何となくキレイでなくなったりしてきたら、お別れするタイミングだと思っています。
「くたびれた感」を見た時に、何となくその人から「疲れ」を感じるのです。
そうなると、それを身に着けている人の清潔感の印象までも左右してしまいます。
参考:50代の洋服はどこで買う?ファッション通販人気ランキングBest3!
まとめ

「50代主婦のコートの選び方!何年着れますか?寿命はどれくらい?」
をお伝えしてまいりました。大事なポイントをまとめますね。
コート寿命の目安
- ウールコート・・・・・・5年
- ダウンコート・・・・・・3~4年
- ボンディングコート・・・3年
- トレンドコート・・・・・1~2年
手放す3つのタイミング
- 色落ち&日焼け
- ほつれ・毛玉・穴あき
- くたびれた感
服は、古いから悪いというものではありません。むしろ、大切に着てもらったことは、その服にとって幸せでしょう。
ただ、もう「十分」な時期にきているということもあります。ぜひとも客観的な視点でみるように心がけてみてくださいね。
お洋服を美しく着るための工夫や行動は、確実にあなたを綺麗にしてくれますよ。
~応援よろしくお願いします~

